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『異文化研究 第4号』(山口大学人文学部 異文化交流研究施設 編)

山口大学人文学部では、『異文化研究』という雑誌を出しているのですが、今度発行された第四号に私の関わっている文章がいくつか掲載されました。

CCF20100430_00000.jpgまず、私が2009年の6月にウィーン芸術週間(Wiener Festwochen)の一部を見てきた報告で、「伝記を上演する四つの試み--2009年ウィーン芸術週間から」というタイトルです。リミニ・プロトコルの《ブラック・タイ》など、四つのプログラムについて報告しています。比較可能な事例ということで、2009年秋のフェスティバル・トーキョーで行われたPortB《個室都市 東京》にも言及しています。

二つ目はカイ・ファン・アイケルス(ベルリン自由大学研究員)が12月に山口大学で行った講演の記録で、私が翻訳しました。「自己規律の欠如--《先延ばしの技術》とは何か」というタイトルで、パフォーマンス論としても、時間論としても、労働論としても読めるような論文です。翻訳には難儀しましたが。
最近の便りによると、彼はいよいよ教授資格を取得したらしく、うれしい限りです。
ちなみに、講演会は「平和研究と文化研究の融合と多文化共生・理解の方途に関する研究プロジェクト」(代表:纐纈厚教授)の主催で行われました。この場を借りて関係の先生方に改めて御礼申し上げます。

三つ目は異文化交流研究施設主催の第19回講演会の記録です。エルマー・ホーレンシュタイン氏(チューリヒ工科大学元教授)による、「ヨーロッパ哲学者の成立--哲学の世界地図の由縁について」という講演で、やはり私が翻訳しました。こちらはかなりわかりやすいドイツ語で翻訳もスムーズだったのですが、普段聞き慣れない地名が頻出していますので、翻訳での表記には正直不安が残ります。

三つとも、内容、翻訳について大方のご叱正をお願いしたいところです。いずれ学部HPにPDFで掲載されるはずですが、ご関心のある方は連絡頂ければ個人的に差し上げられると思います。
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