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コンディヤック『感覚論』読書会・第11回(1月11日10:30~)

コンディヤック『感覚論』(Traité des sensations)を最初から読んでいくという読書会の11回目を行います。

1月11日(日)10:30から始めます。
場所は阪大豊中キャンパス、芸術研究棟3階の美学・文芸学共同研究室です。

前回(第10回)は、第1部第2章の第15節から第18節まで読みました。

ここでは主に、彫像が驚くことについて論じられます。

彫像は、慣れ親しんだ(香りの)状態から、まったく異なる、まだそれについて何の観念も抱いていない状態に突然移行すると、かならず驚くことになりますが(第17節)、彫像はこの状態の変化に伴う、快と苦の感情の対比によって、自分の状態により生き生きとした注意を向けるようになります。
それゆえに、「驚きは魂の働きの能動性を増進させる」と同時に、「彫像の能力の第一の動機は常に快と苦である」ことが主張されます(第18節)。

今回は、16ページ目(p.52-)、第2章第19節
(Si les odeurs attirent chacune également son attention, ...)
から読む予定です。

どなたでも参加できますので、関心のある方は田中までご連絡下さい。
h_tanaka(at)let.osaka-u.ac.jp
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